図書館の大魔術師 最新話 感想 19話 前編 シオとセドナの再会

引用:図書館の大魔術師より

19話前編あらすじ

明朝、アフツァックにいる全ての従業員達が図書館総本部バァトゥン城へ集合
し始めていた、今年の入館式が行われるためである。

司書、従者、見習いから役員までが勢ぞろいする中で、そこにはセドナの姿もあった。

セドナはシオをアフツァックにつれてきたセラーノ族と話しながら、
シオについて語る。
彼がどんな道を作るのか楽しみであると。

そして、入館式のスピーチの前にコマコに会いに行くセドナ。
コマコからシオと会ったことを聞き、やはりそうだったのかと告げる。

そんなセドナを見てうれしそうだなと言うコマコ。
群像劇で主人公達が巡り会う場面ほどワクワクするシーンはないからと
セドナが語り、コマコがスピーチをするため呼び出しを受けた。

コマコは語る。

我々は正義ではない。
私達は書の守護者であると同時に書の支配者である。
書を独占する我々は一つの側面では悪であることを忘れてはならない。

なぜなら時に正義への確信は道を踏み外すことに正当性を与え真に欲した理想を遠ざける。

ゆえに今一度心に刻もう、支配者ではなく守護者としての唯一つの使命。

書を護る、その目的唯一つ。

コマコの荘厳な雰囲気にシオはぞわりと寒気を覚えた。

コマコのスピーチの後、十二賢者(各室の室長)達の挨拶が始まった。
セドナが室長として前に立っていることに気づくシオ。
守護室の室長であることに気づき改めて尊敬の念を感じていた。

入館式が終わり皆が帰る途中、シオは一つの懸念を感じていた。
セドナに借りていた本を返したいが、守護室室長に見習いが会えるのだろうかと。

そんな時、ふと視線を感じたシオが廊下の先に目を向けると、そこにはセドナがいた。
視線が合うと同時に廊下の奥へと消えていくセドナ。
それを見て一瞬ためらったシオだったが、帰る人の波に逆らいセドナを追いかける。

追いかける途中シオは思った。
あの本を持っているのは自分だけなのか。
セドナはなぜ自分にあの本を渡したのだろうか。
セドナは自分を覚えてくれているのだろうか。

追いかけるがセドナを見失うシオ。
やはり会えないのかと俯いたとき、上から声が聞こえた。

「何を俯いているんだい?」

シオとセドナが再会を果たした。

19話前編感想

19話前編感想です。よろしくお願いします。

入館式

冒頭、図書館総本部バウアトゥン城で入館式が行われました。
アフツァックは幾度の工事で拡張されており、

第一図書館、美術館、博物館、そして民族大戦中コマコが書物を
退避させた最初の図書館バウアトゥン城で構成されているようです。

城と呼ばれているようにクプル王家と呼ばれる王族が協力して
くれたようですね。

入館式には、司書及び従者(コークア)が勢ぞろいしていました。
※従者は司書が監督する下働きのような存在、男が多い。

引用:図書館の大魔術師より
引用:図書館の大魔術師より

シオをアフツァックにつれてきたセラーノ族の人もいました。
隣にはセドナもおり、どうやらセドナに依頼されてシオを
迎えにいったようです。

セドナはシオについて彼がどんな道を作るのか見てみたいと言い
気にかけているのが分かります。

コマコ=カウリケという人物

引用:図書館の大魔術師より

前にも出てきたとおり、アフツァックで一番えらい人ですね。
ついでに7人いる大魔術師の一人です。
上を見る限り、どうやらセドナに魔術の手ほどき?みたいなこともしていた
のかもしれないですね。

コマコが厄災を倒したのは13歳のときらしいです。
奇しくも今のシオと同じ歳ですね、すさまじい人物と言うのが分かります。

コマコが皆の前で演説をしに前に行きますが、その際にシオの同僚の一人が
睨むような厳しい顔をしているのが見えました。ちょっと気になった点です。

もしかして、13話で精霊事件を引き起こした人物だったりとか?
まだまだ情報が足りないですね。

そしてコマコがした演説の内容を聞くとやはり人の上に立つ人物なんだなと
感じました。

自分達は正義ではないこと、正義への確信は道を踏み外すことに正当性を与え
真に欲した理想を遠ざけてしまうこと。

シオの前でいた穏やかな雰囲気、この演説での荘厳な雰囲気、どちらもコマコ
という人物の本当の顔なんだなと感じ、物語に出てくる英雄を彷彿とさせました。

図書館十二賢者

引用:図書館の大魔術師より

各室の室長、先頭にいるトクシャと後ろにいるセドナについては既に
出てきていました。

しかしこうしてみるとセドナはすごいですね。
シオは知る由もないですが、7年前のセドナはまだ司書になったばかりでした。
それがたった7年で守護室室長にまで上りつめたのですから、図書館が実力主義
だったとしても、驚異的な速度での出世と言えるのではないでしょうか。

十二賢者を見る限り、ヒューロン族、ホピ族、クリーク族、ラコタ族、ココパ族
カドー族など主要民族が皆いるようですね。セラーノ族は見当たりませんが。

総会の後で十二賢者に主要民族を各一人は選出しなければいけない暗黙の了解が
あるとかないとか噂している人がいましたが、どうなのでしょうね。

アルフがセドナを見ながら魔術学園の御三家とどっちが上なのかと言っていた
のも気になりました。

魔術師を志す場合、魔術学園というところに通えると言うのは聞いていましたが
ここで出てきましたね。

アルフはシオ、ミホナとであったときに魔術?を使いそうな気配があったので
結構魔術について明るいのかもしれないですね。

魔術学園って聞くだけで結構わくわくする響きなのですが、本編に関わってくる
ことはあるのでしょうかね。

図書館の大魔術師は設定をかなり作りこんでいる作品なので、魔術学園の
描写もないとは言い切れないのではと思います。
ぜひ あることを期待したいですね。

シオとセドナの再会

シオとセドナの再会がついにきました。

セドナは守護室の室長になっていたのでなかなか会えないかと思っていましたが
セドナのほうから接触してくれましたね。

いったいどんな会話がされるのか。
セドナからシオに貸し出されていた本も返すことになるでしょうし
その辺りの話も必ずあるでしょう。

セドナさんは僕のことを覚えているだろうかと不安に感じているシオですが
読者目線からするとその辺りは心配ないですね。

セドナがシオについて気にかけている様子がいくつか描写されていますし
シオに注目していることが分かります。

いったいこの二人がどんな会話を繰り広げるのか、次回の話が
とても楽しみですね!

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