図書館の大魔術師 最新話 感想 16話 同期同士の衝突

引用: 図書館の大魔術師より

16話あらすじ

司書としてこれから同期となるメディナとマドハ、二人の少女が言い争いをしていた。
シオがとめようとするが、スモモ(同期の男)が危ないからとシオを止める。
メディナはナイフを取り出しており、それでマドハを傷つけるかと思いきや自分の手を切ってこう言った。
「この血はお前達とは違う。高貴なものにのみ流れるもの」
その後自分にひれ伏すように告げるメディナ。
そんなメディナに対して、手は重要な神経が通っているから傷つけるなと怒り
手当てを施す同期のテペル。
何も気にせず一心不乱に毛玉をとり続けているサエ。
そんな同期達を見てこれからやっていけるのか不安になるミホナ。
そんな中、ペペリコがシオにこう告げる。
「今期の見習いの中に、図書館の大魔術師の2代目候補がいるらしい」
裏は取っていないから確定ではないとのこと。
その後司書に見習い達は名前を呼ばれ、自分が割り当てられた部屋へと帰っていった。
各々同室となった同期達と会話を交わしていく。
シオも同期となったアルフ、スモモと同室となりこれからの生活について話していた。
スモモが仲良くしていこうという中、アルフは、
「俺達が一緒にいるのは見習いの1年間だけ。むしろ室の決め方からするとライバルだぜ」
とスモモに対して反発する。
だがそんな態度気にもせずスモモはアルフ、シオに対して距離をつめていった。
スモモいわく、司書を目指す男に悪いやつはいないとのこと。
アルフも野心があるやつは他の職業につくだろうなとその部分には同意した。
そんな話を続けているといつの間にか夜は明けて司書としての始めての朝を迎える。
体を測り、制服を渡される見習い達。
シオは鏡で司書の制服を着た自分を見てセドナを思い出す。
自分はいったいどの室になるのだろうか。
そんな疑問を胸に教室へと向かった。

16話感想

16話感想です。よろしくお願いします。
前回は同期達が集まり、その中で2名が衝突し1人がナイフを取り出したところで終わりましたね。

同期衝突の顛末

引用:図書館の大魔術師より

ナイフを取り出した少女メディナは、自分の手を切り血を見せ付けマウントを取ってきました。
高貴な血筋の者らしくそれを誇りに思っている様子。
どうやらナイフを取り出したのはマドハ(言い争っていたもう一人)を傷つけるためのものではなかったようですね。

いや、どっちにしてもなかなかすごい人ですよ。

ミホナ(シオがアフツァックまでの道程で出会った本屋の街の少女)も言っていますが、手を切って凄んでくるってよほど自分の血筋に自信があるということでしょう。
メディナは苗字をハハルクといい、知らないなら恥じた後平伏しなさいといってきました。
それについて周りの同期達は特に反応を示さなかったので、そこまで幅を利かせている貴族ではないのでしょうか。
というか貴族の娘が司書になるという道にも少し違和感を覚えます。
基本この世界では女性は男性に嫁ぐ形に感じていたので、貴族の娘ならさらにその辺り厳しく決められているのではないでしょうか。
血を誇りに思っていることから家に対して嫌な感情を持っている印象もなく逃げてきたわけでもなさそうですし、このあたりの事情は少し気になりますね。

図書館の大魔術師候補

引用:図書館の大魔術師より

そして、同期の中にいるとされる次の大魔術師候補。
これはいったい誰なのか。
もちろんペペリコは裏が取れていないといっているので本当にいるかは
分からないですが、かなり気になる情報です。
そもそも何をもって大魔術師とコマコは呼ばれているのか。
ニガヨモギの使者を討伐し民族大戦を終わらせた7人の魔術師がその功績からそう呼ばれるようになりました。
そして今、また民族大戦が再開されそうになっている現状、民族間の心をつなぐ者が必要だとコマコは言っています。

つまりその「つなぐもの」が次の大魔術師候補なのではないでしょうか。

シオも十分候補として見れるような気がするのですが、どうでしょうかね。
もう一人気になっているのが、今回の話で同期の中に一人だけ名前が
?????みたいに不明な人がいました。
容姿を見るに子供ではなくちょっと大人っぽく他の同期達とは雰囲気が違っていました。
彼女も怪しいですね。

室の決め方、種族について

引用:図書館の大魔術師より

同室となったアルフ、スモモと会話するシオ。
そんな中上記のような気になることを言うアルフ。
見習い期間は1年間で、点を競い合う、室の決め方という物言いから以下のような推測が立ちます。

1年の中で順位争いが行われ、その順位によって自分が行きたい室を希望できる

確定ではありませんが、まあ似たような状況になるのではないかと思います。
現代の大学でも、成績順でどの研究室に行くのか決めることができたりしますし。
室というのは、司書が所属している部署のようなものですね。
守護室、修復室、渉外室など。
たぶん人気な室、不人気な室とかあるんでしょうね。

反発するアルフに対して、スモモは関係ないといった感じで距離をつめてきます。
そんなスモモはヒューロン族ではなくハイダ族のようです。
少数民族らしく、そもそもヒューロン族はハイダ族とジャグワ族の混血のようです。
もしかして細かい民族って結構な数が存在するんですかね。
一応アフツァックの周りに点在してる自治区を持つ民族、特領民族は以下の七つ。
・ヒューロン族
・ラコタ族
・ホピ族
・カドー族
・ココパ族
・クリーク族
・セラーノ族


なぜこの民族が自治区を持っているのかというと、ニガヨモギの使者襲来時に魔術師を派遣した民族(後の大魔術師7人)で、民族大戦後にこの大魔術師を中心に復興したからみたいですね。

スモモはヒューロン自治区に住んでいるらしいので、細かな民族が各自治区に点在している感じでしょうか。
その辺りでも差別とかありそうな気配を感じますが…。

またスモモは前回の感想でも言っていたようにアンズさんの子供でした。
アルフ、シオを親友と言い、気遣いもできる男です。
ただアルフにちびだから2段ベッドの上になって高い景色を見たほうがいいんじゃないかとナチュラルに失礼なことを言ったりする天然な一面もあります。
悪気がなさそうなので、憎むに憎めない良いキャラな印象ですね。

そしてついにシオが司書の制服に袖を通す瞬間がきました!
たっぷり着替えに2ページ使っているのでぜひ見てください。
そして一番初めにシオが思い出したのがセドナのこと。
シオはいったいどの室になるのか、これから同期達とどのように過ごしていくのか要注目です!

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