図書館の大魔術師 最新話 感想 14話 後編 少年の旅立ち

引用:図書館の大魔術師より

14話後編あらすじ

アムンの村はずれに多くの人だかりができていた。
村の皆が新たに司書となったシオの旅立ちを見送ろうとしていたからである。
集まった村人たちは泣きながらシオとの別れを悲しみ、新たな門出を
祝福してくれている。
友人と将来の約束を交わすシオ。
かつて耳長と呼ばれ疎まれていた少年はもういなくなっていた。

ただその中にシオの幼馴染、サキヤの姿はない。
サキヤは一人丘の上で、シオのことを考えていた。
一緒に本を読んだ思い出、シオの司書試験の結果が知らされるとき
落ちてほしいと思ったこと、本当はこの村でずっと一緒にいたかったこと。
そんな風に思った自分は最低だと。
サキヤは思う、シオは将来何か大きなことする気がする。
自分の本当の気持ちを伝えるために、サキヤはシオの元へ向かう。

そしてシオの元にたどり着いたサキヤは言う。
ずっと応援しているから。この先誰と会っても、世界で一番自分がシオを
応援しているから、と伝える。
最後にシオに聞こえないように、私のことを忘れないでといい別れの涙を
流した。

そしてシオは村はずれからさらに進んだ先、司書側に指定された迎えの
場所へと着く。

最後の見送りに、ガナンの親方と姉ティファがシオの前に立つ。
シオは親方にお礼を言う。親方のおかげで司書になれたと。
親方は昔自分は学者になりたかったことを告白し、
お前のこれからが楽しみだと告げた。
そして最後に姉を前にしたシオはたまらず涙を流してしまう。
姉に必ず立派な司書になるからと約束し二人に別れを告げた。

二人に別れを告げた後、セラーノ族(竜のような姿)が
シオを迎えに来て共に空へと旅立っていった。

14話後編感想

14話後編の感想です。
よろしくお願いします。

前回の引きはシオが司書試験に合格するか否か?で終わりましたが
冒頭は既に合格を通知してもらって村のみんなから見送ってもらう
ところからになります。

やはりシオは司書試験に合格したようです。
多くの村人がシオの門出を祝い、別れを惜しんでいるところを見ると
本当にシオはこの7年がんばり続けてきたのが分かります。

そして今回の話、私的に一番印象深かったのはサキヤですね。
シオの幼馴染として、まだいじめられているころからサキヤとだけは
ずっと仲良しだったわけですが・・・。
読むと分かるとおり、サキヤはシオに恋をしています。
シオはそれに気づいておらず、そこがもどかしいです。
シオはこれまで司書になるため必死に努力し続けてきたため、他に目を向ける
余裕なんてなかったんだろうなあとは思うので仕方ないんですけどね。

シオが司書試験に落ちてしまえば、一緒に村に入れると思いつつも
そんなふうに考える自分は最低だと責めるサキヤは本当にいい子だと思います。

引用:図書館の大魔術師より

ちょっと未来のありえたかもしれない二人。
正直この未来でも私はもうOKなのですが、それだと
図書館の大魔術師の物語が終わってしまうので、残念ですが
シオの物語は村の外へと続いていきます。

そしてシオとサキヤの別れのときがきて、サキヤが
「ずっと応援してるから。この先誰と出会っても、世界で一番
 私がシオを応援してるから」
メタ的に言えば、これからシオの物語は村の外へ向けられていくので
サキヤの出番は極端になくなるかと思います。
ただこれだけ健気にシオを想っているサキヤのことを思うと
未来で二人が結ばれてほしいなあとも想ったりしますね。

引用:図書館の大魔術師より

いつかシオが異性を意識するようになって、恋を知ったとき
サキヤのことを思い出したりとか、司書の仕事でアムンの村を訪れたとき
サキヤと再会してお互いを意識しあうとか、そんな展開があったり
したらいいなあ。

まあでもこれから司書としてスタートラインにたって必死に頑張っていかないと
なので、恋とかにフォーカスがあたるのはまだまだ先な気がしますね。

そして 最後の見送りをしてくれた 親方のガナンと姉ティファ の二人。

私はガナンの親方がお気に入りのキャラクターです。
ガナンは司書になりたいシオに様々のことを教えてくれました。
彼はもともと学者になることが夢だったようで、だからこそ色々なことを
知っていたのだろうし、夢を追いかける喜びも苦労も分かっていたのだと
感じました。
職場の上司がこういう人だと仕事したくなりそうだな、なんて思います。

そして最後に姉のティファ。
常にシオをそばで見守り続けてきたからこそ、シオも別れを前に
涙してしまいました。
シオはまだ13歳、 現代だとまだ中学生になったばかりですしね。
もちろん図書館の大魔術師の世界だと価値観が違うかもしれませんが
それでもやっぱりさびしいだろうなあと思います。

そんな二人と別れを済ませた後、司書側の迎えとしてセラーノ族が現れました。
完全に見た目は竜でその翼で空も飛ぶことができます。
今まで出てきた種族は、耳が獣だったり、角が生えていたりはしましたが
全て人の姿をしていたので驚きました。
言葉も普通に喋れることができ、むしろ雰囲気は普通の人よりも賢い印象を受けます。

次回はセラーノ族がシオ連れて空の旅をするそうで、図書館の大魔術師の世界を
空から見れのが楽しみですね。

ではまた次回でお会いしましょう。


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