図書館の大魔術師 最新話 感想 13話 後編 大陸の歴史を知る 多種多様の民族とそれを繋ぐ者

13話後編 あらすじ

夕刻起きた精霊騒動について報告を受ける司書12賢者の一人
セドナ。
7年のときを経て賢者の一人へと上り詰めていた。
そして報告にあったホピ族の混血の少年をシオだと確信する。
時を同じくして12賢者第1席と夕刻にシオと共にいた老婆、
図書館の大魔術師ことコマコが今回の騒動について議論を交わしていた。
新たな勢力が動き出したかもしれないとのこと。
シオたちが住んでいる大陸から争いが消えて95年、当時の指導者たちが
退いていったことで、平和を脅かす勢力や動きが拡大しているらしい。
コマコは大陸に存在する民族達の心をつなぐものが必要だと語る。
そしてそれは、自分たちではなくもっと若い世代から生まれるだろうと。
また夕刻に出会った自分に夢を問うた少年のことを思い出していた。

13話後編 感想

図書館の大魔術師、13話後編の感想です。

作中7年ぶり登場のセドナ

ということで冒頭はセドナさんが前話の精霊騒動について報告を受けている場面からです。
いや、イケメンですね。
というかセドナさん女性かとおもっていたのですが、男性かな?

セドナの性別については、特に言及されていないので見た目で判断するしかない
と思われます。(もしかしたらどこかで言及しているかも)

確か初登場時にも同僚のナナコは文学少女と紹介されましたが、セドナについては守護室期待の若手としか紹介されませんでした。

7年前の描写だと、顔が女性っぽかったのですが今回のセドナを見る限りかなり
イケメンの青年に見えます。

図書館の大魔術師 セドナ で調べると予測に「性別」「男」などがついてくる
ので皆気になっているようです。

しかし容姿の件はともかくとして、性格はまるで変わっていませんでした。
もちろんいい意味で。

報告の中に、ホピ族の混血の少年が出てきた瞬間に

「来たか!シオ!!」

とシオと断言します。
報告していた司書がすかさず、特定の誰かを想像していますか?違うかもしれませんよ。というのですが

違ったらそのときがっかりする、この胸の高鳴りを抑えるのはもったいないと
7年前を髣髴とされる言動が見受けられます。

いやー覚えているとは思っていましたが、ここまで期待というか思ってくれていると、シオがセドナにあこがれて司書を目指したのが分かっている身としては
すごくうれしいですね!

できればシオとセドナには再会してほしかったのですが、セドナがかなり出世しているみたいでこれは再会は難しいかな?

昔セドナから借りた本を返すイベントどこかで絶対あると思うのですが
どうだろう、正直この二人には、シオがちゃんと司書になったあとにあってほしい気もしたりで複雑ですね。

そして次はこの二人の会話について

上が司書12賢者の第1席(一番えらい?)人のようです。
シオが面接で会った人。

そしてこちらが、夕刻にシオと共にいたおばあちゃん。
図書館の大魔術師と呼ばれる中央圏(アフツァック)の総代。
練丹術師(土の魔術を極めた者)と呼ばれるシトラルボル(白髪赤目)の人。
※シトラルボルは生まれつき強大なマナを持つとされる
 人間だけではなく、さまざまな動物の中にも生まれる(ウイラもそう)

二人は今回の精霊が起こした騒動について話していました。
あの精霊はどうやら中級に位置するものらしく、その辺には出回っていない
代物のようです。
そこからどこかの勢力が中央圏にちょっかいかけてきたのでは?
と推察しています。

まぁ、前回の犯人の態度を見るに愉快犯でなんとなくやってみました感も
正直あるのですが・・・

そして今回、図書館の大魔術師の舞台で今何が起きているのか明確な情勢が
明らかになりましたね。

今まであった情報も含めて要約すると以下のような感じです。

・シオたちが暮らすアトラトナン大陸、多くの自然と民族が存在する

・大陸に「ニガヨモギの使者」という災厄が現れ多くの民が故郷を失う

・存亡の危機にまで陥ったが、7人の魔術師の手によって災厄を退ける

・その後生活圏を奪われた民族達による領土戦争「民族大戦」が勃発

ニガヨモギの使者を撃退した魔術師たちが再び立ち上がり、命がけの協議の末
 残された土地を自治区として各民族に分配することで大戦を収める

・大きな不満はあったものの、7人の魔術師の絆と権威により95年の間
 平和が続いている

・95年のときを経て、7人の魔術師たちは老い世代交代を余儀なくされる
 現在、現役として残っているのはコマコのみ

・各民族には新たな指導者たちが生まれるが、彼らは盟友ではない

・各々が己の民族の利益のために動き始めている(大戦再開の予兆)

上記のことから、民族同士の心をつなぐものが必要だとコマコは言います。

いやーかなり大変な時代に司書を目指してしまいましたね、シオは。

この動乱の時代にシオはいったいどんな役割を担うのか・・・。

混血だからこそ、コマコの言っていたような民族間をつなぐ鍵となるかもしれません。

シオはかつておきた「黒の書」の事件による殺した民族と殺された民族の混血だと親方は言っていました。

黒の書を読んだある民族の指導者が、別の民族を皆殺しにする計画を立てた
という事件です。
7人の魔術師たちが計画半ばで阻止しましたが、民族間での溝は今なお深く
図書館が書物の検閲管理をする体制をするようになった事件でもあるとのこと。

たぶんだけどシオはヒューロン族とホピ族の混血かな?

いままで作中でまだホピ族単体では出ていないはず・・・
シオを見るにたぶんエルフみたいな(金髪で耳が長い)特徴の種族なんだと思いますが。

ヒューロンが殺した側で、殺された側がホピ族かな、そんな気がします。
黒の書自体は魔道書ではないとのことですが、なんとも恐ろしい話です。

これから民族間の話もでてくるだろうし、このあたりの設定にも要注目ですね。

ちなみにセドナさんはラコタ族らしいですよ。

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