13話中編あらすじ
シオと老婆がアフツァックの大通りを散歩していて、シオが夢について老婆に語る。
自分は、司書になることが本当の夢なのか?
今回の司書試験では、それが明確ではなかったため弱さが出てしまったと。
ただそんなシオを見て、老婆は夢は司書でいいだろがいと一刀両断する。
その後、理の魔術師という人間の姿を模した大きな石像が
建てられている公園へと老婆はシオを連れて行った。
そのころ、街では精霊が子供をさらっている姿が発見され、
司書の守護室へと通達される。
また場面はシオたちへ。
理の魔術師の石像を見て、なぜか涙を流してしまうシオ、それを静かな面持ちで見守る老婆。
その後、老婆と別れたシオはまだ公園にいたがそこに子供をさらった精霊が現れる。
さらった子供を石像の上から放ったり、石像を壊したりと大暴れする精霊。
だが、シオに対して危害が及びそうになったことに激怒したウイラが
精霊を攻撃し弱ったところを到着した司書によって捕らえられる。
駆けつけた老婆の魔術により、壊された石像も直されこの一件は幕を閉じた。
その後、アフツァックの郊外にて仮面をかぶった謎の人物がこう語る。
「けっこう強い精霊って聞いたんだけどなぁ・・・まあ今回は挨拶ってことでいいか」
本の都に不穏の影が忍び寄る。
13話中編感想
ということで、15話感想です。
町で暴れている精霊への対処のため司書達が迅速に行動を開始した場面。
全体に指示を出しているのが、↑のおじさんです。
守護室、一番隊の隊長とありますがめちゃくちゃ強そうですね。
で守護室とは何なのか、改めて振り返ってみると、
貴重な本を狙う悪者や、違法書物を取り締まる本の警察のような部署
まあ、つまりは司書の中の武闘派ですね。
また、風の魔術師のセドナもやシオが試験の合間に出会った光のマナの魔術師も
守護室だったので、守護室には多くの魔術師が集っているようです。
ハッサク一番隊隊長も顔に傷ありますし、歴戦の強者間がにじみ出ている!
今回の精霊が襲撃してきたことに対して、司書達の迅速な行動を見るに
かなり慣れた様子に見えます。
そしてもうひとつ明らかになったことといえば、シオの力ですね。
今までの話の中でもあったシオの異常なまでの身体能力。
膨大な水のマナによる身体強化を無意識で行っていたようです。
シオはほかにも直接水の流れを操ったり、他者の傷を癒したり、相手に触れるだけでその対象の動きを止めるといった能力を発揮していました。
これらも水のマナを用いた魔術もどき?なのでしょう。
ただ、シオはこれらの力を思い通りに発動しているわけではなく
今回の身体強化も一歩間違えれば死んでいたと老婆から指摘されていました。
本来この世界の魔術は基本的にはマナ+円陣の補助で行使するらしく
シオの場合、マナのみで無理やり能力を発動しているため危険ということ
なのでしょうか。
そして気になるのは、今回の騒動を引きおこした下手人ついて。
「まあ、今回は挨拶ってことでいいか・・・司書試験も受かっているだろうし
これからよろしくね、中央圏」
どうやら、先ほど司書試験を受けていたようです・・・。
というか何で自分が受かっているって思っているのだろう。
何か根回しとかしたのかな?
ただそういう不正は司書側が許すと思えないので、単純に自分の実力が高いから
そう思っているのかもしれないですね。
今まで出てきた受験生の中に今回の下手人が いる可能性があるということが
不気味ですね。
シオが司書に受かったとしても、その同僚に危険人物がいるってことですから。
いや面白い展開だ。
今回はここまでになります。
シオの合否が気になることも含め、不穏な影の出現など面白い展開になってきました。
今後の話にも注目です。
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